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当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

きみはいい子

特別支援学級(特殊学級)を扱う映画は初めて観ました。自閉症の子を演じた加部亜門君の演技は素晴らしかったです。本当に自閉症の子なのかと思いました。自閉症の子と家庭事情に悩む子が平等に描かれている点が非常に良かったです。 迫真の演技で母親が娘を…

サバイバルファミリー

矢口史靖監督の新境地と言える見応えのある映画でした。わざとらしい笑いを入れずさりげなく笑わせるのが良いです。音楽がほとんど流れず映像がドキュメンタリータッチというのも良いですね。台詞もシンプルでこれぞ映像芸術というものだよなと改めて思わせ…

「母と暮らせば」と「父と暮らせば」

「母と暮らせば」は、井上ひさしの戯曲「戦後命の三部作」の二部目にあたる映画です。一部目の「父と暮らせば」は黒木和雄監督が原田芳雄と宮沢りえ共演で映画化されています。「母と暮らせば」単品でも楽しめますが、「父と暮らせば」を観ておくと広島と長…

恋人たち

三人の人物のストーリーが同時に進み、最後まで大きく三人が絡むことはないのですが、共通する象徴的なアイテムが場面に表れることで、境遇は違えど心に抱える孤独は本質的には何も変わらないことが伝わってきます。三人の共通点を探すことがなかなか面白い…

湯を沸かすほどの熱い愛

宮沢りえ、さすがの演技力という一言に尽きます。 話の内容は感動的で非常に良い映画ですが、緩和ケアをもう少し取り上げて、社会的なテーマを出すともっと作品に深みが出てきたのかなと思います。ライトなストーリーなので、幅広い年齢層が楽しめる映画だと…

あん

莫大な借金返済のために不自由な生活を送る青年と家庭事情のために高校進学を諦めている少女が、ある病気のために長年、社会から隔離されてきた老婆と触れ合うことで、生きる希望を見つけていく話です。 www.youtube.com 病気の知識が乏しいと差別が生まれる…

希望の国

原子力を描いた「生きものの記録」「ゴジラ」に肩を並べる名作です。 3.11から数年が経ち原発が再稼働したとある県で再び、震災が起き原発の爆発事故が発生するという話です。そういう設定にすることで、福島の原発事故がたった数年で過去のものになっている…

淵に立つ

この映画はキリスト教の考え方を知らないと理解できません。 監督の意図を理解するための肝心なラストシーンのオチを見届け終わらないうちに幕切れとなるためモヤモヤとする歯切れの悪さがある映画でした。 八坂(演・浅野忠信)は、善人を装い信仰を捨てさ…

永い言い訳

上映開始してから三か月経ちましたがかろうじて劇場で観ることができました。 片親を亡してと生活が立ち行かなくなるのを観て、待機児童の問題を早急に解決しなければならないと深刻に考えてしまいました。片親しかいない子供が夢を追えない社会は不公平です…

もらとりあむタマ子

前田敦子に何の思い入れもありませんが、意外に女優としてやっていくだけの才能はあるんだなと感心しました。元AKB48だという制約があり伸び伸びと俳優としての才能を磨けないのはもったいないと思います。たかがアイドルされどアイドルなわけですから、実力…

島々清しゃ

登場人物それぞれの過去を回想シーンを使わずに台詞のみで説明しているので、人物の背景をどのように想像するかによって印象が大きく変化する映画だと思います。ハリウッド映画に慣れていると回想シーンがないと物足りなさを感じると思います。個人的には想…

ぼくたちの家族

ものすごいリアリティーのある映画でした。 いきなり難病を突き付けられて今すぐ入院だ手術だと言われても一般市民にはお金の余裕なんてないんですよ。入院費が払えないから医療介護制度の知識もないのに仕方なく在宅でのターミナルケアに突入するわけです。…

家族はつらいよ

東京家族とキャストは同じで、設定を少し変える手法が小津安二郎そのものなんですが、演技がおおげさで二作目でもうマンネリ化してるのが否めません。 小津安二郎は毎回といってよいほど笠智衆らに全く同じ演技をさせて独特の間を観客に刷り込ませている分、…

海よりもまだ深く

柳楽優弥主演の「誰も知らない」以降、是枝監督は一貫して父親の影響力をテーマにしているわけですが、阿部寛を起用すると必ずそのテーマに磨きがかかりより一層面白くなります。 「海街diary」では広瀬すずの役の父親役(原作の設定上無理か)か堤真一の役…