追憶の森
ガス・ヴァン・サント監督は現代の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)なんじゃないかと鳥肌が立ちました。映画館で観たかったな。
キリスト教における魂と遠野物語にあるような魂の対比をうまく描いています。怪談や遠野物語のようなスピチュアルな経験を通して救済されていくのは外国人には受け入れにくいかもしれませんが、日本人には非常に馴染みやすい内容でした。
そして、映像が圧倒的に美しいです。美しさ余って不気味な様子は生の自然からしか溢れ出ないですよね。
君の名は。はオカルト全開でやり過ぎ感(口噛み酒のパワー恐るべし)がありますが、怪談や遠野物語のような安定感のあるオカルトに癒されたいのなら観るべきです。