当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

エベレスト

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よくあるパニック映画と思いきや1996年にエベレストで起きた大量遭難事故をも基にしたえ基にした映画で、俳優もネパール側ベースキャンプから更に登った標高6000m付近で演技をするために一年間、トレーニングを積む(特典映像で確認)など本気度の高さが覗えました。

七大大陸最高峰登頂を成し遂げた数時間後に、この事故で亡くなった登山家の難波康子をイギリスを拠点に活動する日本人女優の森尚子が演じているのも評価を上げるポイントです。スポンサーを一切つけず自身の収入と休暇だけで目標を達した難波康子のチャレンジ精神に感銘を受けました。

たった7ヶ月間で世界七大大陸の最高峰を制覇したツアーのガイドのロブ・ホールやアメリカ人の郵便局員で二度目の挑戦のダグ・ハンセンなどのバックグラウンドも描かれているので、エンディングで思わず泣きそうになりました。

難波康子やダグ・ハンセンに親近感を覚えたのが高評価の理由です。