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当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

にっぽん泥棒物語

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福島の今置かれている状況を踏まえて国鉄東電に置き換えてみると奥深い内容でした。全編にわたり福島弁なので聞き取るのは大変でした。

疑わしきは罰せずの原則を無視して労働運動に参加した=国鉄に恨みがあるという理由で脱線事故の首謀者とされた男が元窃盗犯(三國連太郎)の証言により無罪になるという話なんですが、労働運動のある日は空き巣の好機であるとしか考えていない元窃盗犯の証言が裁判の行方を決めることになるということで元窃盗犯の心の揺れ動きがたまらなく滑稽で面白いです。

三國連太郎の「嘘つきは泥棒の始まり」という台詞=テーマのために泥棒を題材にするのは面白いし、嘘をつく泥棒は罰せされるのに国の嘘はまかり通ってしまうという理不尽を笑わせながら訴えかける手法に感心しました。今なら露骨な政府批判が問題になり上映禁止になるかも知れません。