当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

もらとりあむタマ子

前田敦子に何の思い入れもありませんが、意外に女優としてやっていくだけの才能はあるんだなと感心しました。元AKB48だという制約があり伸び伸びと俳優としての才能を磨けないのはもったいないと思います。たかがアイドルされどアイドルなわけですから、実力…

島々清しゃ

登場人物それぞれの過去を回想シーンを使わずに台詞のみで説明しているので、人物の背景をどのように想像するかによって印象が大きく変化する映画だと思います。ハリウッド映画に慣れていると回想シーンがないと物足りなさを感じると思います。個人的には想…

沈黙-サイレンス-

さすがマーティン・スコセッシ監督だけに話の進め方は上手いなと思いましたが、隠れキリシタンである弱い農民たちが虐げられるシーンが多くて精神的疲労が溜まり、ラストシーンで感動する余裕がなくなってしまいました。途中で席を立つ観客が何人かいたくら…

園子温という生きもの

「冷たい熱帯魚」を観て園子温監督を知ってからすっかり園ワールドの虜になりました。好きな監督だけに監督の発する言葉一つ一つに一々感動しました。 www.youtube.com 黒澤明や小津安二郎の映画は個性が強く誰の映画なのか前情報がなくても、また、初見にも…

ヒッチコック/トリュフォー

ヒッチコックの映画は「サイコ」「めまい」「鳥」しか観たことがありません。どの作品もお世辞にも面白いとは言えず、世界的に有名な理由が分からなかったのです。 このドキュメンタリー映画でマーティン・スコセッシ監督やデヴィッド・フィンチャー監督のイ…

ドント・ブリーズ

高評価のわりには普通のホラー映画にある様な展開で、あんまり怖くなかったです。。 ブレア・ウィッチ・プロジェクト以降、手ぶれ系のホラー映画がうんざりするほど作られましたが、久しぶりに落ち着いたカメラワークのホラー映画を観れたのは良かったです。…

ぼくたちの家族

ものすごいリアリティーのある映画でした。 いきなり難病を突き付けられて今すぐ入院だ手術だと言われても一般市民にはお金の余裕なんてないんですよ。入院費が払えないから医療介護制度の知識もないのに仕方なく在宅でのターミナルケアに突入するわけです。…

海賊とよばれた男

日本の石油事情について知る良いきっかけになる出光興産の創業者の出光佐三をモデルにした映画でした。劇中では出光ではなく國岡となっています。 監督は「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズ、「永遠の0」の山崎貴監督です。 www.youtube.com 近代から冷戦までの…

砂上の法廷

絶対に騙されないつもりで注意深く観たのですが、まんまと監督の思う壺にはまりました。悔しい。オチ的にはそこまで難解でないものの、えっそっちの展開?と驚きました。主人公の言動をしっかり確認すれば、勘の良い人ならオチを見切れるのではないでしょう…

エベレスト

よくあるパニック映画と思いきや1996年にエベレストで起きた大量遭難事故をも基にしたえ基にした映画で、俳優もネパール側ベースキャンプから更に登った標高6000m付近で演技をするために一年間、トレーニングを積む(特典映像で確認)など本気度の高さが覗え…

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

子供向けの映画予告でしたが、ストーリーを追うのが意外と忙しいし、グロいシーンもそれなりにあり、小学校高学年から高校生向けの内容かなと思いました。第二次大戦後のニューヨークのマフィアを描いた映画のような霧が立ち込める暗い雰囲気と共にジャージ…

当てにならない2016年公開映画ベスト10

今年は2010年代最高の邦画の当たり年でした。ベスト10に4つも入りました。観れていないものも多いので正直なところ仮ランキングです。1位2位は動くことは有り得ませんが、それ以降の順位は変わる可能性は高いです。 未観の「スポットライト 世紀のスクープ…

アメリカン・ハッスル

いわゆるオールスター映画でした。皆さん、一度はヒーロー映画に出ていますね。 詐欺師がFBIに逮捕を見逃してもらう代わりに汚職政治家を摘発する話なんですが、途中の中だるみが猛烈な眠気を誘ってきました。70'sのヒットナンバーを連発して、コメディー…

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

観たい映画の上映時間に間に合わず、適当に期待せず観たんですが意外に面白くて良くできた映画でした。切なさレベルが圧倒的に高く爽快感すら感じました。 「君の名は。」よりもこちらの方が本来の新海誠っぽい作風に感じてしまいました。 脚本の粗探しして…

家族はつらいよ

東京家族とキャストは同じで、設定を少し変える手法が小津安二郎そのものなんですが、演技がおおげさで二作目でもうマンネリ化してるのが否めません。 小津安二郎は毎回といってよいほど笠智衆らに全く同じ演技をさせて独特の間を観客に刷り込ませている分、…

海よりもまだ深く

柳楽優弥主演の「誰も知らない」以降、是枝監督は一貫して父親の影響力をテーマにしているわけですが、阿部寛を起用すると必ずそのテーマに磨きがかかりより一層面白くなります。 「海街diary」では広瀬すずの役の父親役(原作の設定上無理か)か堤真一の役…

ローグワン

ダースベーダ―がこれまでの作品で一番、凶悪に感じました。 ラストはシリーズのスピンオフとしてこうするしかないよなと納得はできました。 この直後にほのぼのとしたR2-D2とC-3POの冒険に繋がると思うと、あのコンビの危なっかしさが尚更、愛おしく思えまし…

追憶の森

ガス・ヴァン・サント監督は現代の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)なんじゃないかと鳥肌が立ちました。映画館で観たかったな。 キリスト教における魂と遠野物語にあるような魂の対比をうまく描いています。怪談や遠野物語のようなスピチュアルな経験を通し…

アズミ・ハルコは行方不明

映像はなかなか綺麗で良かったものの、キャラクターの行動の動機が弱いというかそんなんで失踪するもんなの?とあんまり共感できなかったですね。アラサー女子の危機として観るのなら、百円の恋の方が鬼気迫るものを感じます。 蒼井優の演技力が不完全燃焼し…

ハンガーゲーム

シリーズ4作ありますが途中で配役が変わることもないため世界観が壊されず安定して楽しめました。ジェニファー・ローレンスはすっぴんに近い方が明らかに日本人好みな可愛さがあるのだけど、メディアに出ると厚化粧なのでなんだか残念に思ってしまいます。…

デッドプール

意外にマニアックな映画ネタを連発してくるのでニヤニヤしたが、元ネタを知らないと置き去りにされるというタランティーノの映画のようでした。 映画ファンかコアなマーベルファンなら楽しめるけど、その他の人は楽しむのは厳しいかもしれませんね。そう考え…

グランド・イリュージョン

ジェシー・アイゼンバーグはソーシャル・ネットワークのイメージを脱却するのに今後、悪戦苦闘するんだろうなと少し応援したくなりました。 オチも含めマーク・ラファロが主役を食っている、というか、あなた主役なの?と突っ込みたくなるような存在感のため…

ブルーに生まれついて

イーサン・ホークの役作りは称賛に値するものの、オスカーを獲れるかは微妙なところですかね。カラム・キース・レニーの方が今後、注目されそうだ。 サクセスストーリーでもなく、淡々と人生を追う話でもなく、全生涯のうち絶不調な時期のみにスポットを当て…

ガール・オン・ザ・トレイン

時系列がぐちゃぐちゃ系で最初のうちは謎解き面白かったのにあっさりした真相。 やっぱり衝撃のラストはセブンを越えられないのかな。 エミリー・ブラントなかなか出世コースに乗れないのは悲しい。

リリーのすべて

エディ・レッドメインと共演する女優は必ず好きになってしまう。 博士と彼女のセオリーのフェリシティ・ジョーンズは凄まじく良かった。 今回はアリシア・ヴィキャンデルが凄まじく良かった。 エディ・レッドメイン、ALSを見事に演じたように、今回は性同一…

疾風ロンド

今年観た映画で最もひどい映画でした。テレビの二時間ドラマの方がまし。 東野圭吾の小説を原作にすれば客入るだろうという安易な考えなのか?と。 阿部寛、柄本明はさすがの演技といったところですが、ところどころにあるコメディー要素がいちいち寒い。分…

この世界の片隅に

戦争映画なのに観た後の爽快感がある心地の良い映画でした。 戦勝国であるアメリカの視点から描かれているので内容的には全く違いますが、スピルバーグの「太陽の帝国」に匹敵する爽快感でしたね。 日常生活をきっちり描いているし、すずさんの天然っぷりも…

ジェームス・ブラウン

プロデューサーがミック・ジャガーということで知られざるエピソードや音楽史に与えた影響を深いところまで知れると思いきや、天才ゆえの孤独に焦点が当たり、なんだか湿っぽい映画でした。 「ジャージー・ボーイズ」「ドリームガールズ」のような対立してい…

アメリカン・ビューティー

「この国は地獄行きだ」という台詞、当時は笑えたのですが、今観ると今のアメリカを予言しているようで恐怖すら感じます。9.11、戦争、リーマンショックを通過した中で、この映画の象徴である宙を舞うビニール袋は、今、暴風雨の真っ只中にあると思います。…

バケモノの子

飽きずには観れましたが特にひねりのない平坦なストーリー。途中から「ビリギャル」と変わらない話。 熊鉄の目的もあっさり達成して、月日の流れが軽く感じました。あと、父との和解をもっと深く描いてほしかったです。 細田監督の映画はサマーウォーズまで…

駆込み女と駆け出し男

駆け込み寺の人間模様を描いた話です。「わが母の記」の原田眞人監督ということで期待してみたのですが、離婚調停のケースが多すぎて、一人一人の人物説明が追い付いていっていない忙しい映画でした。原作のエピソードを二時間に全て押し込んでないか? この…

ハドソン川の奇跡

トム・ハンクス主演のインフェルノ始まったら観れなくなりそうなので滑り込みで劇場で見てきました。前作のクリント・イーストウッド監督作品、アメリカンスナイパーはラストが虚しくて受け入れがたかったですが、今回は困難に耐えた機長に泣かされました。…

百円の恋

ようやくレンタルできました。 主演は、奥田瑛二の娘であり柄本明の息子の嫁であり、犬養毅のひ孫の安藤サクラです。なんという一家なんだ。 そんなバックボーンはどうでもいいんですが、映画「レイジングブル」でのデ・ニーロを思い起こす役作り、感服しま…

マイ・インターン

ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイは個人的に好きなので、一応、チェックしました。凡作でしたが適当に作ってる訳ではありません。 ハリウッド映画は勢いを失ったと言われていますが、トレンディドラマでさえもこの水準なのはアメリカの映画産業はまだ…

君の名は。

大林宣彦の尾道3部作をうまくミックスした映画でした。 三葉が転校生の小林聡美を彷彿とさせるキャラクターでしたね。 ラストも原田知世の時をかける少女そのものですよね。時かけは切ないけど。 先輩とも入れ替わったらもっとユニークな三角関係が見れたの…

リップヴァンウィンクルの花嫁

リップヴァンウィンクルというのはアメリカ版の浦島太郎のことです。 生と死の狭間を彷徨う世界観は、鈴木清順のツィゴイネルワイゼンや陽炎座に近いのだけど、人間の生々しさや恐怖感ではなくて、不思議の国のアリスのような辛辣さを感じる映画でした。バー…

SCOOP!

ナイトクローラーと比べたら安っぽい。比較するのも虚しい。★三個 ロバート・キャパを安っぽい台詞で讃えなくて良いよ。分かりますから。 カーチェイスも早送りと分かってしまい序盤から萎えてしまった。。 リリー・フランキーの怪演と不肖宮嶋の出演には興…

何者

過労死の問題を考えると彼らの未来はとても残酷に思いました。 下手な恋愛的な展開がなく予告に反した秀作だったかなと思います。 ただ、若手俳優達による演技バトルが見れる舞台ような映画を期待していたがわりと普通のドラマだったのと、山田孝之にはもっ…

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

スティーブン・ダルドリー監督といえば、「めぐりあう時間たち」でニコール・キッドマンに、「愛を読む人」でケイト・ウィンスレットにアカデミー主演女優賞をもたらした演技力を最大限に引き出すことのできる監督ですよね。 この作品でもサンドラ・ブロック…

デスティーノ

以前YouTubeでも話題になったダリとディズニーのコラボ作品を 先月、新国立美術館のダリ展でスクリーンで観ることができました。★四個 ダリの書いた不思議の国のアリスの挿絵も展示されていましたが 長編アニメのアリスのイメージと合う作風でしたね。 幼い…

ブリッジ・オブ・スパイ

さすがスピルバーグといったところ。★四個 太陽の帝国やシンドラーのリストなどの往年の名作に肩を並べる出来栄え。 でも、太陽の帝国を越えるものはスピルバーグにはもう作れないだろうな。。 特にアクションがあるわけでもないがテンポが軽快で話が分かり…

世界に一つのプレイブック

最後の奇妙な団結は観る価値あり。 デニーロのダメ親父っぷりがたまらない。★三個 安易な男女関係で終わったのが少し残念。もっと意外性が欲しかった。

ジェイソンボーン

ボーンシリーズを劇場で観たのは初めて。 これまで劇場で観なったのが悔やまれる。 これまでよりも更に洗練されたアクションシーンの連続だったかな。 敵役との闘いはあっさりと終わることが多かったけれど、 しっかりと片を付けている感じがした。追われて…

プライドと偏見

ありきたりな恋愛ものと偏見を持ち鑑賞を避けてきたが 徹底した時代考証とやたら高尚さを押し出さない俗っぽさが 素晴らしいリアリティーを醸し出す心温まる映画でした。★四個半 原作者は200年以上前の女性で、女性の権利が全くない中で 家族やメイドに隠れ…

ボーンレガシー

ボーンシリーズのブルーレイBOXを楽天ポイントで手に入れてしまった。 カーチェイスのメイキング映像はナショジオ級にためになった。 スピンオフなのに本編より役者が豪華です。アカデミー女優がヒロインですよ。 レイチェル・ワイズ当時43歳とは驚いた。ダ…

リトル・フォレスト

橋本愛がほぼノーメイクで飯をとにかく食いまくる。 ファンのためのイメージビデオでは終わらない綺麗な映画。 桐島かれんのアンニュイな感じが良くて、松岡茉優のベタベタしない感じが良い。 ナレーションと料理と畑仕事のシーンがテンポよく進み心地が良い…

普通の人々

最も地味なアカデミー作品賞映画。 起こる事件も普通、キャラも普通なのに引き込まれるシナリオ。 カレンの魅力をたったワンシーンで表してるからラストが映える。★四個。 あらすじを読んで見逃してる人多くいるだろうなー 小津映画もそう。 映画の良さはタ…

花とアリス殺人事件

なかなか魅力的な映画でした。 青春物は中性的なあっさり塩味に限る。 日本アニメでは珍しいプレスコ方式なのでカメラワークが実写的。 普通面倒だから描かないカットをわざわざ入れている。いい仕事してますね。 花とアリスは今、大人になってどうしてるか…

めぐりあう時間たち

理解に苦しむ映画でした。★三個 三人の名女優の演技でなんとか見切れた。 ドラマ「ホームランド」のクレア・デインズが出てます。若い。 同性愛の苦悩を三つの時代を通して知れたわけですが、 公開当時は同性愛の話と気づけない人が多かったとか。 しかし、…

シービスケット

時間を無駄にさせない映画でした。★三個半 トビーマグワイアって旧作スパイダーマンのイメージ強いけど サイダーハウスルールとか良い映画に出てるんだよな。今もまだ現役。 以下、ややネタバレ 世界恐慌の中、オーナーが如何に儲けたかとジョッキーの過酷な…