当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

当てにならない2016年公開映画ベスト10

今年は2010年代最高の邦画の当たり年でした。ベスト10に4つも入りました。観れていないものも多いので正直なところ仮ランキングです。1位2位は動くことは有り得ませんが、それ以降の順位は変わる可能性は高いです。 未観の「スポットライト 世紀のスクープ…

アメリカン・ハッスル

いわゆるオールスター映画でした。皆さん、一度はヒーロー映画に出ていますね。 詐欺師がFBIに逮捕を見逃してもらう代わりに汚職政治家を摘発する話なんですが、途中の中だるみが猛烈な眠気を誘ってきました。70'sのヒットナンバーを連発して、コメディー…

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

観たい映画の上映時間に間に合わず、適当に期待せず観たんですが意外に面白くて良くできた映画でした。切なさレベルが圧倒的に高く爽快感すら感じました。 「君の名は。」よりもこちらの方が本来の新海誠っぽい作風に感じてしまいました。 脚本の粗探しして…

家族はつらいよ

東京家族とキャストは同じで、設定を少し変える手法が小津安二郎そのものなんですが、演技がおおげさで二作目でもうマンネリ化してるのが否めません。 小津安二郎は毎回といってよいほど笠智衆らに全く同じ演技をさせて独特の間を観客に刷り込ませている分、…

海よりもまだ深く

柳楽優弥主演の「誰も知らない」以降、是枝監督は一貫して父親の影響力をテーマにしているわけですが、阿部寛を起用すると必ずそのテーマに磨きがかかりより一層面白くなります。 「海街diary」では広瀬すずの役の父親役(原作の設定上無理か)か堤真一の役…

ローグワン

ダースベーダ―がこれまでの作品で一番、凶悪に感じました。 ラストはシリーズのスピンオフとしてこうするしかないよなと納得はできました。 この直後にほのぼのとしたR2-D2とC-3POの冒険に繋がると思うと、あのコンビの危なっかしさが尚更、愛おしく思えまし…

追憶の森

ガス・ヴァン・サント監督は現代の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)なんじゃないかと鳥肌が立ちました。映画館で観たかったな。 キリスト教における魂と遠野物語にあるような魂の対比をうまく描いています。怪談や遠野物語のようなスピチュアルな経験を通し…

アズミ・ハルコは行方不明

映像はなかなか綺麗で良かったものの、キャラクターの行動の動機が弱いというかそんなんで失踪するもんなの?とあんまり共感できなかったですね。アラサー女子の危機として観るのなら、百円の恋の方が鬼気迫るものを感じます。 蒼井優の演技力が不完全燃焼し…

ハンガーゲーム

シリーズ4作ありますが途中で配役が変わることもないため世界観が壊されず安定して楽しめました。ジェニファー・ローレンスはすっぴんに近い方が明らかに日本人好みな可愛さがあるのだけど、メディアに出ると厚化粧なのでなんだか残念に思ってしまいます。…

デッドプール

意外にマニアックな映画ネタを連発してくるのでニヤニヤしたが、元ネタを知らないと置き去りにされるというタランティーノの映画のようでした。 映画ファンかコアなマーベルファンなら楽しめるけど、その他の人は楽しむのは厳しいかもしれませんね。そう考え…

グランド・イリュージョン

ジェシー・アイゼンバーグはソーシャル・ネットワークのイメージを脱却するのに今後、悪戦苦闘するんだろうなと少し応援したくなりました。 オチも含めマーク・ラファロが主役を食っている、というか、あなた主役なの?と突っ込みたくなるような存在感のため…

ブルーに生まれついて

イーサン・ホークの役作りは称賛に値するものの、オスカーを獲れるかは微妙なところですかね。カラム・キース・レニーの方が今後、注目されそうだ。 サクセスストーリーでもなく、淡々と人生を追う話でもなく、全生涯のうち絶不調な時期のみにスポットを当て…