ハンガーゲーム
シリーズ4作ありますが途中で配役が変わることもないため世界観が壊されず安定して楽しめました。ジェニファー・ローレンスはすっぴんに近い方が明らかに日本人好みな可愛さがあるのだけど、メディアに出ると厚化粧なのでなんだか残念に思ってしまいます。アメリカ人よ、素の顔を大事にしてくれ、と言いたくなります。
ハンガーゲームというのは子供が殺し合うバトルロワイヤルなんですが、ゲームが戦争をなくすために必要な必要悪になっているというのがミソで、主人公が必要悪を倒すことで戦争が生まれてしまうのがなんとも悲劇的なんですね。自由主義は戦争するしかないと自国を皮肉っています。大統領の座を男女が奪い合うのも現実味を帯びています。
政府批判が強く無政府が良いんだと言うメッセージをアメリカ映画が発信するのは珍しく、ハリウッドも変化を求めているんだなと思いました。
そこまで深く考えなくてもかなり楽しめます。なぜかアメリカでは女性に人気があるそうです。