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当てにならない映画メモ

つまらない?見方を変えれば面白い

映画は経済成長を促進する起爆剤

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雑誌「映画芸術」を読んで、日本人は平均で年間一本しか劇場で映画を観ないことに驚きました。韓国や中国は税金対策として大企業が映画産業に多額の資金を投資して、大規模なプロモーションを仕掛け大きな利益を出し更に映画産業に投資する好循環が生まれているとのこと。映画は経済成長を促進する起爆剤になるということを日本の政治家はあまり理解していないようです。

また、特集では物書きやマスコミ関係者が全く映画を知らないことを嘆いており、映画を知らない人がテレビ番組を作るんだからそれは面白いはずないよなと納得してしまいました。対談では「君の名は。」「湯を沸かすほどの愛」の考察がネタバレ全開で面白く感動しました。

f:id:nightvisions:20170303124018j:plainシド・フィールドの本を読むと、日本のアニメやドラマは設定ありきでカタルシスはあるのだけど、テーマが希薄なことが分かります。大友克洋士郎正宗荒木飛呂彦は世界観だけで突っ張る作風ではあるものの緻密に作られているからこそ許されるわけで、設定が上手くない人はテーマで勝負するのが一番、名作への近道ということが理解できます。テーマさえしっかりしていれば市民ケーンのような実在したかのようなキャラクターを生み出すことができるのです。市民ケーン、小学生の時に親に見せられて意味が分かりませんでしたが、歳を取るほどに新しい発見があり好きになり、シド・フィールドの本を読んで分析術を知ることで市民ケーンの魅力の虜になりました。

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タランティーノも時系列ぐちゃぐちゃなのにも関わらずこの法則に当てはまるようで、市民ケーンと構造が似ていると気付いた時の感動は興奮で寝れなくなるほどでした。「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」は22ヵ国語に翻訳された大ベストセラーなので読む価値は十分にあります。ただし予め「チャイナタウン」を観ておかないとほとんど意味が分からないかもしれません。