ハドソン川の奇跡
トム・ハンクス主演のインフェルノ始まったら観れなくなりそうなので滑り込みで劇場で見てきました。前作のクリント・イーストウッド監督作品、アメリカンスナイパーはラストが虚しくて受け入れがたかったですが、今回は困難に耐えた機長に泣かされました。とは言え、無理に感動させるようなわざとらしさはなくて良かった。
アメリカ映画って困難にぶつかるとテーブルをひっくり返すか、ゴミ箱を蹴り倒すか、酔いつぶれて喧嘩するのがほとんどですが、そんな安っぽい演出はせず、回想と夢想を繰り返し、精神の不安定感を表していました。暴言吐かない紳士がアメリカにもいてよかった。トランプに対する当てつけなんですかね?
英雄と言われても、「ただの仕事ですが何か?」と言える謙虚さが欲しい。